ぐわんぐわんと頭が回る。 頭痛で額に手を押さえていると、凛の傍に誰かが遣ってきた。 そして靴を拾い上げる、その人。凛はその人の一挙一動をぼんやり見つめていると靴を差し出されたことでハッとする。 「久しぶり、凛。」 「幹久、先輩…」 その人とは幹久先輩だった。 彼は一年生の頃文化祭の実行委員を任されたときに出会った先輩。幹久は凛より一つ上の三年生。