魅惑ボイス−それを罪と呼ぶのなら−






虐殺している光景にゾッとした凛は腕を擦る。“現実”を受け入れられない彼女を響は嗤笑する。


そしてもがき苦しむ男を足蹴にしながら言った。





「信用しちゃダーメ。」

「ッ…う、ぐっ!」

「オメエは警戒心が無さすぎなんだよ。しっかし凛が、弱ったところを狙うなんざ、あの男も狡賢いじゃねぇの。流石、腹黒兎の兄貴だぜ。」

「ああ゙あ゙あああ゙あああ゙」





痛みに足掻く男に情け容赦も無く残虐する。


痛々しい声と、現実を叩き付けてくる響に、凛は耳を塞ぐ。


顔に威張りつく髪の毛と、精液、滴る鼻水、そして涙の跡が気持ち悪い。が、しかし“現実”の方が、よっぽど気持ち悪いと思った。