見返りは愛だろう。
しかし凛は信じたくなかった。
信じられなかった。
幹久の優しさが作られたものだなんて。あの温もりに嘘は無かった。“現実”を叩き付けられても、その答えは揺るがない。
だからこそ“真実”を知りたくなかった。この世には知らなくても良い“真実”が幾らでもある。
例えば、
足掻く鶏を殺している幹久とか。
「…っおぇ…うぁ゙…あああああ゙」
顔は精液と涙でぐちゃぐちゃ。
身体を押さえ付けていた響が離れた途端に、凛は膝から崩れ落ちる。そして、そのまま傍に落ちた写真を乱暴に払い除けた。
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