魅惑ボイス−それを罪と呼ぶのなら−






ロッカーは二段に別れている。


一段目には辞書や副教科の教科書が置かれてある。二段目はいつも鞄を置いているが、今日は学校が休みなため何もない――筈だった。

空だと思っていた二段目には何故か写真が散らばっている。


その量の多さにゾワッと身の毛がよだつのを凛は感じた。





「何でこんなに、」





恐る恐る写真を一枚手に取る。


写真が置かれてある不安と、何の写真なのかと好奇心に駆られた。