「あれはオメエが悪い。凛に手を出したのが運の尽きだ。」
「いや、なんて言うか、魔が差したのさ。」
藁人形に真葵は冷や汗を掻きながらもあの時のことを思い出す。
「だいたい捺が悪いんじゃないか。僕と凛を二人っきりにするからムラムラしたんだよ。あの円らな瞳に呑み込まれて魔が差したのさ!んふふ。ぷるんとした桃色の唇は甘くて気持ちよかったよ?僕としてはもっと貪るのも良かったんだけどねぇ。君が邪魔をしなきゃ―――――」
「わかった。わかった。もう黙れ。」
話が変な方向に向かっていることに気付いた響が断ち切る。真葵としては言い訳をしようとした筈がどれだけあの唇を堪能したのかを語りだしてしまった。

