「“響”――……呼んだよ? ぇ、っと…ごめんなさい。 抱き合っててごめんなさい。 ……許し、て?」 何も恋人同士な訳ではない、この2人。誰と抱き合おうが響の許可なんて要らない。 しかし場の空気を読んだ凛は、流れに逆らわず謝った。実際凛本人も謝る理由が良く分かっていない。 「―……」 「響?」 「もっと」 心地よさそうに目を閉じた響は猫のように凛に擦り寄ると首に顔を埋めた響は、 「もっと、呼んで」 艶かしい声でそう呟いた。