「制服が無くなって…」 「無くなった?」 「はい…」 「制服が?」 「はい…」 制服が紛失するなどあまり起きることではないので、幹久は目を見開いて何度も聞き返す。 「虐められているのか?」 「虐め…?」 「違うのか?」 凛は不思議そうに小首を傾げる。そして『そっか。そう言う類いの理由もあるんだ』と納得した。 無くなったショックが気が動転していたのか凛はそこまで頭が回らなかった。