幼馴染はアイドル!!


次の日は、沙織と遊んだ。

買い物に行って、きゃっきゃとはしゃぎ、プリクラを撮り、ご飯を一緒に食べて、また買い物をして・・・。

気づいたときには外は橙色に染まり始めていた。

二人でお菓子を食べながら話す。

「ところでさ、明日ってなんかあるの?」

沙織が突然聞いた。

「どうして?」

「いや、なんかお兄ちゃんがずっと携帯見てにやにやしてるもんだから、ちょっと覗いてみたら明日のとこに星マークついてんだもん。」

「それがどうして私にもつながるの。」

「だって、聡のとこにもあんだもん。絶対裏でなんか組んでんだよ。」

「そっか。」

考えてみれば招待状に書かれた日は明日だ。

やっぱり何か関係があるのだろうか。

「ところでさ、ちいちゃんはいつ永瀬君に告白するわけ?」

私は食べかけていたドーナツがのどに詰まりかけたため、急いで水を飲んだ。

「な、なんで告白なんて言葉が出てくるの?」

沙織はにやにやと笑っているばかりだ。

確かに私も考えた。

もうすぐ翔に直接会うことはなくなってしまう。

しかし、勇気がなかった。

告白をするという勇気。

これまでの関係が壊れるかもしれない。

断られたら。

もし付き合うことになったとしても、苦しくなるばかりかもしれない。

知らない間に浮気をされてしまうことだってあるかもしれない。

自然消滅という形も考えうる。

分からなかった。

一番いい方法が。