「……ひぃっ!?…いや…違くて…そのっ!!」 親御さんにしては若過ぎて、お兄さんなのかと思いどんな職業の兄がいるんだ島津木くんはと怯む身体に鞭を打って喋ろうとしたとき、 そのお兄さんが島津木くんと似ても似つかないくらい端整な顔立ちをしていることに。 島津木くんには失礼だけど…。 切れ長の瞳は不機嫌そうに細められていて格好いいよりも"怖い"がまさって余計にテンパったあたしは後ずさろうとして 足を滑らした…。 「うぁっ!?」