ねぇ…気づいてよ?

部屋には田島くんと私だけが残された。


「佐々本ー」


「えっ?田島くん、起きてたの!?」


私はビックリしながら田島くんの顔を覗き込んだ。


「いや、いま起きた。爆睡してた」


「そ、そっか」


私はホッと胸をなでおろし、田島くんの顔を見た。


よく見ると、田島くんって…とてもきれいな顔してるなぁ…