ねぇ…気づいてよ?

私は大きな嘘をついた。


優は親友なのに…
私の一番大事な親友なのに…


嘘をついてしまった。
バカだよ…私…


私は唇をギュッと噛み締めた。


「じゃぁ誰なの?好きな人は誰?田島?」


私は首を横に振った。
否定の意味で。


「そっか」


優は田島くんの方をチラッと見ると、呟いた。