ねぇ…気づいてよ?

「ちょっと圭太、大丈夫?」


優が圭ちゃんのもとに駆け寄り、背中を優しくさする。


「あぁ。悪い、ありがと」


圭ちゃんは恥ずかしそうに顔を赤らめ、照れているようだった。


やっぱりね…
わかってたよ、全部。


よく考えれば、圭ちゃんが私なんかに顔を赤くするわけないよ…


だって圭ちゃんが好きなのは…優だけなんだもん。