家への帰り道を歩いていると、家の前に圭ちゃんがいた。


「圭太…」


田島くんがつぶやいたと同時に、圭ちゃんが顔をあげた。


「健斗…雫?」


圭ちゃんは私たち二人の姿を見て、少し戸惑っていた。


圭ちゃん…いま何時かわかってる?


もう9時なんだよ??


何時間いたの…?