先輩は私の唇にチュッとキスすると、『行ってきな』と言って背中を押した。


「はい…」


私は雫に確認するために、走って教室に戻った。


早く真実が知りたかった。


私は雫の事を信じてる。


考えてみたら、雫はそんな子じゃない!


先輩の言うとおりだ。


私は雫を信じてあげなきゃいけなかったのに…


ごめんね…雫…信じてるから…



【優end】