「雫ちゃん…そんな子には見えないけどな」


「私も…信じてました…」


「雫ちゃんに聞いたの?」


先輩を私を抱きしめたまま問いかけた。


「聞いてません…」


「ちゃんと聞かないとダメだよ?本人に確認しなきゃ」


先輩は優しくほほえみ、また私の頭を撫でた。


「ありがとう…ございます…」