ねぇ…気づいてよ?

誰がこんな事を!!


「やだ…酷い…」


芝井は雫の姿を見て、涙目になっていた。


「芝井…誰がやったか知らないか?」


「分からないわ…」


芝井は雫にタオルをかけて、優しく体をふいていた。


「ありがとな」


「ううん…」


俺は雫をおぶって家まで歩いた。