ねぇ…気づいてよ?

私たちはいつものように手を繋いで学校に向かった。


今日はいつもよりチラチラ見られてる気がする…


気のせいかな?


私たちが教室に入ると圭ちゃんはいつもみたいに、女の子から黄色い声をあびていた。


いまだに圭ちゃんが王子だった理由が分からない。


あの騒ぎはいったいなんだったのか…


私は自分の席に腰をおろした。