チュンチュンチュンチュン。


すずめの鳴き声で目を覚ますと…


「け、け、圭ちゃん!?」


隣では圭ちゃんが私を抱きしめたまま寝ていた。


私は身動きがとれず、圭ちゃんの顔がドアップだった。


「ちょ、圭ちゃん起きて!」


圭ちゃんが寝がりをうち、私と反対方向を向いた。


早く起きないと学校に遅刻しちゃう!