ねぇ…気づいてよ?

「雫の作った飯はどうすんだよ」


「えっ?」


圭ちゃんは私が持っている鞄を指差した。


すっかり忘れてた…


自分で作ったのに忘れるなんて…バカすぎる。


圭ちゃんはずっと気にしてくれててたんだ。


私たちは部屋に行き、作ったお弁当を広げた。