ねぇ…気づいてよ?

私は靴をキレイにそろえて家に上がった。


食卓にはおいしそうなカレーが並んでいる。


「圭太、ご飯食べるでしょ?」


「あーいらねぇ」


圭ちゃんのお母さんのおいしそうな料理を前にして私のお腹は鳴った。


だけど圭ちゃんはご飯を食べないと言っている。


「圭ちゃん、せっかくお母さんが作ってくれたんだから食べよ??」



私がそう言うと、圭ちゃんは少し不機嫌になった。