ねぇ…気づいてよ?

俺は優を近くにあった椅子に座らせた。


「ありがとう…」


優の瞼は すっかり腫れていて、痛々しかった。


「なにがあった?」


俺は優に聞いた。でも優は さっきと同じように黙ったまんまだ。


「…あのね…」