ねぇ…気づいてよ?

俺は心配で心配でたまらなかった。


「優、どうかしたのか?」


俺は優に尋ねた。


「圭太…」


優は俺の名前を呟くだけで、泣いてる理由を答えない。


「雫、優と話したいから先に行ってて」


俺は雫にそう言うと、優を連れていった。