制服に着替え雫を待つ。


今日は雫と登校する予定だ。


優は相変わらず先輩とラブラブの様だ。


前は優の嬉しそうな顔を見るたび、心が痛んだ。


それが自分に向けられている笑顔ではないと思うと、悲しくなった。


でもいまは違う。


俺には今、一番大切にしている人がいる。


「圭ちゃんゴメン!待った?」


髪を整えながら笑顔で俺に駆け寄る雫。