ねぇ…気づいてよ?

「本当に好きなのは圭太なんでしょ?」


「でも…田島くんを裏切る事になる!あんなに純粋な田島くんを傷つけてしまう…私、最低だよ…」


『雫、そんなに自分を責めるな!』



「えっ!?」


突然、私と優の背後から声がした。


声のする方に振り向くと…


「田島くん…」


そこには優しく微笑む田島くんがいた。