私と田島くんは、スマイルに来ていた。


授業が終わり、少し辺りは薄暗くなっていた。


秋に近づく空は、私に圭ちゃんを思い出させた。


見上げればオレンジ色の空が広がっている。


「佐々本、いつものでいい?」


「うん」


メニューを見ながらボーッとしたので、田島くんにメニューをヒョイと取られた。