田島くんとはいい友達だし、恋愛感情は…ない。


私が好きなのは…
圭ちゃんだけだもん。


「まあ俺には関係ないけど」


そう言って部屋に入ろうとする圭ちゃんを呼び止めた。


「待って!」


「なに?」


圭ちゃんは冷たい目で私を見ながら、立ち止まる。