ねぇ…気づいてよ?

田島くん…本当にありがとう。


私は心のなかで何度も何度も呟いた。


私達は数分歩き、ある場所にたどり着いた。


「ここは?」


「俺の好きな場所だよ」


「へぇー」


ここが田島くんの好きな場所なんだ…


見上げると、普通の二階建ての家がたってあり、外に出ている看板には とても大きく

『スマイル』


と書かれていた。