ブラック プリンセス Ⅰ 【完】




毎朝下駄箱を開けると
悪口を書いた紙がある。

そして
教科書に落書きされたり、今のようにメールで送られてきたりする。




でも別に気にしてない。 だから、


「どうしたの?美玲ちゃん。」

そう言った秀哉に


「なんでもないよ。」


とだけ答えて、
弁当を食べた。


その時、 隼人が複雑な表情で私を見ていたことにきずけなかった。