私が黒姫になって 2週間が 過ぎようとしていた。 毎日朝は家から学校まで 学校がおわると 車で倉庫まで、 そして時間になると 家までバイクで 送ってもらっている。 今日も倉庫に来ている。 「ねぇ大地。みんなは?」 今日は倉庫の中には 大地と私しかいない。 「うっせぇ!女!気安く話しかけてんじゃねぇよ!」 こちらに目を向けることなく大地はそう言った。