ブラック プリンセス Ⅰ 【完】





「ねぇ、隼人。」


「あ?」


「あっあのさ。………バイト始めようと思ってるんだけど……。」


「はぁ!?」



私の言葉にいち早く反応したのは、隼人じゃなくて、大地だった。



「てめぇ、自分の状況わかってんのかよ。黒龍の姫ってことは、いろんな族の奴等から狙われるんだぞ。」