まっすぐな目で、
また私を睨んだ。
「へぇ。それは誰とでも寝る女だから?」
「そうだ。お前みたいな女に守る価値などない。」
「ふぅん。別に守られようとか思ってないんだけど…てか、あんたに私の価値を決めてほしくないんだけど。………… それになりたくて姫になった訳じゃないから。睨むなら、コイツらにしなさいよ。」
「てめぇ!黙って聞い……
「やめろ。」
キれそうになった蓮を
桐生が止める。
「隼人が決めた姫だ。俺らは何もいえねぇ。それに、コイツらが選んだやつだ。俺は認める。」
「桐生。でもこいつは……」
「噂で人を判断しちゃいけねぇ!」
「クソッ………。」
桐生は
優しいんだな。
さすが総長だ。


