「すみません。うちの総長が…。」 すると來斗の横に座っていた、黒髪の眼鏡をかけた真面目そうな男が申し訳なさそうにいった。 「僕は白龍の副総長をしてます家永龍騎(イエナガリュウキ)です。………………総長、おとなしくしていてください。」 微笑みながら自己紹介をしたあと、來斗に黒い笑顔をむけた。 秀哉と同じ部類だ。 私はその笑顔を見て、 そう確信した。