………………はぁ!?


「お世辞でもいいから、似合ってるぐらい言いなさいよ。ほんっとにムカつく!!」


もうなんなのよ。
仮にも自分の女でしょ。


「嘘。似合ってる。」


「 ……っ!!」


耳元で隼人が
そう呟いた。


「お世辞じゃねぇよ。」

むっムカつく。
こいつ私の反応を
楽しんでやがる。


その証拠に
口角が少し上がっている。