あの頃の君は、君の中にはもういないのかもしれないけど。 辻村くんに、あの頃の私が助けられていたのは、確かだから。 もう遅いかもしれないけど、お返しがしたい。 弱かった私の居場所を作ってくれて、ありがとうって、今でもちゃんと、思ってるから。 頑張ろう……!! 瞬き始めた星空のもと。 私はひとり、決意を固めたのだった。