「バーカ、ホストは関係ねぇだろ。それに俺はプライベートでは営業しねぇって言ったろ?本心だ」 ムスッとしてそう言ったリュウは、起き上がってあたしの髪の毛をわしゃわしゃ撫で回した。 「も〜、やだ!せっかくドライヤーしたのに」 クスッと笑ったリュウに顔を向けると、リュウもあたしを見ていた。 泣き顔も見られた上に、ボロボロの姿まで見られちゃって…… しかも自分からベッドに押し倒すなんて、どれだけ身の程知らずなんだろう。 挙げ句の果てには泣いて困らせるし。 もう、合わせる顔がない。