ガチャ 用意されていたシルクのネグリジェに袖を通し、髪を乾かしてからバスルームを出た。 カーペットや絨毯じゃないその床は、裸足で歩くとペタペタ音がする。 「少しは頭が冷えたかよ?」 黒い革張りのソファーに腰かけていたリュウが真っ直ぐに目を見つめて来た。 「どういう意味?」 あたしも負けじとリュウの瞳を見つめ返す。 真剣なその瞳に思わずそこで足を止めた。 「そのまんまの意味だ。自分が正気じゃないことに気付いたか?」