「酔ってるだろ?顔赤いし」
少し困ったような顔で、リュウが話をそらす。
確かにそうかもしれない。
酔ってふらふらだし
思考回路も変だ。
でも
「そう言ったのはリュウでしょ?」
「…………」
「責任取ってよ」
ゆっくり歩み寄ると、それを見たリュウの肩がピクッと反応した。
「本気、なんだな?」
さっきまでとは違うリュウの声色。
困惑したような顔ではなく、今はとても真剣な顔になっている。
「当たり前じゃん」
「……そうか。後悔しねぇんだな?」
どことなく冷たい声に聞こえたけど、今のあたしには関係ない。



