「入って来ねぇよ」
「わ、わかんないじゃん……」
そう言って続けようとするリュウの手を必死で止める。
Tシャツを脱がされないように手で押さえた。
「心配すんなって」
耳元で甘く囁かれた後、耳を甘噛みされた。
「んっ……っ」
我慢していても、思わずそんな声が漏れる。
思考が麻痺しておかしくなりそう。
いつもみたいに、リュウに流されちゃいそうだよ。
リュウの言葉の意味を考える隙も与えられず、ただ押し寄せる快感の渦に身を任せる。
耳が一番弱いって知ってるリュウの戦略に、あましはまんまとハマってしまったみたい。
体の奥が疼いて熱い。
それでも、なんとか理性を保とうとした。
「……そろそろ受け取れよ」
かすれる声で小さくそう言うリュウの声に、思わずTシャツを押さえていた手が緩む。
受け取れって
なにを……⁉