いつも強気なリュウの口調が、今は本当に弱々しい。
それだけで、本当に申し訳ない気持ちが溢れて来た。
「そばに、いていいの？」
こんなあたしを、許してくれるの……？
嫌いになってないの？
「……当たり前だろ？俺がどんだけ妃芽を愛してると思ってんだよ？」
あ、愛って……。
よくそんな恥ずかしいことが言えるな。
だけど、そばにいていいと言われて安心感が胸いっぱいに広がった。
そしてまた、あたしの心臓は加速する。
もう、ドキドキしすぎてヤバイ。
顔も真っ赤だよ。
リュウに胸の鼓動が聞こえてそうで、恥ずかしい気持ちでいっぱいになっていく。
「……どれくらい、愛してくれてるの？」
自分で言って、かなり照れた。
