「お前なぁ……この状況でそういうこと言うと、どうなるかわかってるよな?」
え⁉
どうって。
どうなるの⁉
「無自覚かよ……。ったく、勘弁しろよ。抑えようと思ってたのに」
次の瞬間、リュウに再び唇を塞がれた。
「んっ……」
リュウの熱い舌が唇の隙間を縫って入って来て、一瞬であたしの頭を麻痺させる。
「んっ」
首に手を回してギュッと抱き付く。
その行動に、リュウの手が荒々しくあたしの服を捲り上げた。
「リュ……ベッド……行こ?」
服を脱がしにかかるリュウの腕を掴むと、リュウは怪訝そうに眉をしかめた。
「無理」
そう言って強引にニットを脱がせると、今度はスカートの中に手を忍ばせて来た。
ちょ、こんな明るい場所でなんて。
無理だよ‼
「ね……お、願い」
こんなに明るいと、集中出来ない。



