俺様ホストに愛されて



うーん……



なんだか落ち着かない。



キョロキョロして、そわそわしてしまう。



「リュ……辰巳さんと、仲良いんですか?」



にこにこ微笑みながら隣に座る白スーツさん。



あまりの距離の近さに、やっぱりホストだよなと思わされる。



緊張して落ち着かない。



「んー、まぁそうなるのかな?可愛い部下の一人ではあるけどね」



「そうなんですか……」



どうしよう、会話が続かない。


接点がないから、どんな話を振ろうか困る。



「た、辰巳さんてモテます、よね?」



うわあ、なに訊いちゃってるの……あたし。



そんなの訊かなくてもわかるのに。



「んー、どうだろうね?今はそうでもないんじゃない?」



え、そうなの?



そんなわけ、ないと思うけど。