2人同時にそう言われて、あたしは不本意ながらも残る羽目に。
時間が経つにつれて、どんどん居た堪れなくなって来た。
だってさっきからお店にやって来るのは、明らかに一般人じゃない。
どう見てもホストの集まりで、煌びやかなオーラを纏った人がたくさん。
それも、かなりの上層部っぽい人ばっかり。
後ろから漂う異様なオーラは、あたしを怯ませるには十分すぎた。
あたし、絶対お呼びじゃない‼
さっきから扉が開く音がひっきりなしで、より一層騒がしくなる店内。
どこもかしこもスーツ姿の派手な男、男、男‼
味方なんて一人もいなくて、一人ポツンと取り残されたような状態。
もう、帰りたい。
カランカラン



