その時 目の前に・・・ 目の前に・・・ スーツ姿で外人さんと通訳らしき人と話ながら雄太が現れた。 この一年一度も会わなかったのに・・・ 偶然にも、こんな日に会うとは、予想もしてなかったことで・・・ あたしは、固まってしまった。 一年前よりも、カッコ良くなって男らしい。 思わずあたしは 「雄太…」 と、呟いた。 「なるほどね… 大上家・佐藤家結納? 玉の輿か…?」 意外な言葉が帰って来た。 返す言葉もないあたしは ただ立ち尽くす…だけ