「あのねぇ〜千架....。今出れない状況で....」
「え!!?」
私の台詞を聞いて大きな声を出す千架。
なっなんだ!!?
私、変なこと言った!!?
千架の大きな声にビックリしていると....
「今日ね、いつも咲音にお世話になっているから恩返しがしたくって僕がお風呂のお湯を入れたの」
扉の向こうから元気のない千架が喋り出した。
何故、そんなに元気がないのだ?
てか、申し訳なさそう?
声だけだから千架の感情が読めない。
「....」
今日のお風呂は千架が入れてくれたのか....。
そして、私にお世話になっているから恩返しがしたいって.....
いい子!!
すっごくいい子!!
そんなこと思ってくれてたんだなぁ〜。
悪魔だとか言ってごめんね、千架。
やっぱり千架は天使だよ!!



