囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜





「なーに見てんだよ?鑑賞料取るぞ」



「みっ見てません〜!!」



私の顔を見て意地悪な笑みを浮かべる桃也。



.....優しい?


これが?


こんな笑みを浮かべる奴が!!?



「つーか、助けたんだからお礼くらい言えよなぁ〜」



大きなため息が隣から聞こえるが無視だ無視。



聞こえないフリ。



「.....」



「無視すんな」



ギュッ



「っ!!?」



いつの間にか桃也の腕の中。



なっなんだ!!?


この状況は!!?



「はっ離せぇー!!」



心臓に悪いから!!



桃也の腕の中から逃げようと暴れるが全然ダメ。



桃也は私を離す気なんてゼロ。



ビクともしない。