「守れ!!私の純情!!」
バサッ
先程まで桃也が持っていたであろうタオルを桃也の顔面めがけて投げつける。
「っ!!?」
そして見事にクリーンヒット。
驚く桃也に隙ができる。
今だ!!
私は素早く桃也から逃げて立つ。
「まっ負けられない戦いがここにあーーーーる!!」
で、ビシッとうつ伏せになっている桃也を指差した。
脱出成功☆
「咲音.....。俺から逃げられるとでも.....」
そんな私の足首を桃也は全く笑わずに掴もうとしてきたので、
「阻止!!」
「痛っ!!何すんだよ!!」
思いっきり踏んでやった。
桃也が涙目で私を睨む。
知らないもんねー。
私を襲おうとするのが悪いのさ。
そして私はくるりと桃也に背を向けてその場から逃走した。



