「あ」 尚紀にさっき噛みつかれたときだ!! カァァァァァッ 自分でもわかるくらいに顔が熱い。 『俺のだって、印つけとかないと。ね?』 思い出される尚紀の台詞。 こう言う意味だったのか.....。 「気に入らねぇー」 桃也の低い声がこのリビングに響く。 そして..... トンッ 「へ?」 桃也が私の肩を軽く押す。 それだけでバランスを崩してしまう私。