「なんつー顔してんだ」 「.....っ」 桃也の腕の中で震える私。 引かれる寸前に桃也が私を抱き抱えて車を避けた。 コイツ、尋常じゃない。 人間離れしている。 「なっなんで」 助けたの? 死ぬかも知れなかったんだよ? 「助けてやるって言っただろーが」 桃也が震える私の頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でる。 それで、ここまで? 「なのに、咲音、引かれる寸前に助けるなって顔しただろ?」 「.....」 桃也の声が低くなる。 おっ怒ってる!!