繁華街についたあとは手分けをして咲音を探す。 辺りはすっかり日が暮れて、太陽の代わりにネオンがギラギラと輝く。 「チッ」 どこにいんだよ。 たくさんの人に押し流されて、咲音をうまく探せない。 「そーだ」 俺は人混みから抜けてケータイを出す。 「......」 プルルルップルルルッ ケータイを耳に当てて、咲音が出るのを待つ。