病院へ向かう途中。 ♪〜♪〜 制服のポケットから鳴る着信音。 誰? .....まさか、三つ子? 私は走る足を止めて、ポケットからケータイを出す。 ここまで来れば大丈夫だろう。 「もしもし?」 三つ子のイタズラ電話なら、即切ってやろう。 てか、絶対イタズラだろ? なんて思いながら超不機嫌そうな声で電話に出ると.... 「もしもし、咲音さん?やっと出てくれた....」 その声はいつも聞いている三つ子の誰の声でもなかった。